サーフヒラメに没頭していた頃に固執してしまっていた失敗

今となっては糧になっているが、大きな間違いと言わなくても今思えば失敗だった○つのこと

恐らくサーフヒラメ初心者の方も同じ失敗を起こす可能性もあるので参考にしてもらいたい

サーフヒラメ初心者が失敗しやすい事

1 良い潮回りに固執してしまう

サーフヒラメを始めた10年ちょっと前

大潮満潮の潮止まりからの動き始め

これに固執してしまっていた

高知西部だと、大潮の早朝がそれに当たり、毎回その時間帯に合わせてサーフへ通っていた

実際、ヒラメは釣れた

この潮止まり前後、というヒラメパターンは確かに今でも存在する

確かに釣れるタイミングの一つではあるが、これに固執してしまい、この時間帯を1時間も過ぎればパタリと気配が消える、そう思い込むようになってしまった

気配が無くなった訳ではなく、この短時間の好タイミングに固執してしまい、釣れないような錯覚を起こしていた

このタイミングは、単なる朝マズメとの重なりもあり、どう考えても魚の活性は上がる

釣れて当たり前に近い時間帯に行って、結果釣れてしまった事が、この短時間だけに固執してしまった理由だ

これを脱却したきっかけは、ずばり子供である

子供が大きくなると、有給休暇を取って釣りに行く時も、朝は保育園に送っていく、という事になる

*それまでは、大潮に合わせて有給休暇を取っていたという話だ(笑)

土日に行けたとしても、必ず大潮に当たる訳でもない

必然的に、大潮外れ、朝マズメ外れになり、潮回りや時間帯を気にする釣りが出来なくなってしまった

しかし、場数を踏んでいくと

大潮でない日でも昼間の潮変わりには活性が上がる

潮位の動きがない小潮回りはだらだらした活性がある

というような狙い目が見え始め、結局は釣れるのは時間帯や潮回りだけではない、という事が分かった

最初に釣れた条件にどうしても固執してしまいがちだが、ヒラメが釣れるようになれば、必ずデータとして、釣れた時間帯と潮回り、天気くらいはメモするようにしよう

ブログやSMSで記録していくのも有効な手段だ

2 サーフの一級ポイントは離岸流だと思い込んでいた

サーフの離岸流

今でもそうかもしれないが、離岸流の図、手前から沖向きに大きな流れの矢印

これがとにかくどの雑誌にも掲載されていて、それを目標にサーフに立っていた

この失敗の理由はいろいろとある

まず、サーフの岸部からまっすぐに大きく流れるような理想的な離岸流は、現場では発生していない、という点

どうしても、あの綺麗な図が脳裏に焼き付いてしまい、理想と現実があまりにも違っている事が多かった

まず、離岸流は真っ直ぐ沖に向かって出ない、という事が分かり、斜めや横方向の流れに着目した

離岸流 ではなく 流れ という意識に変えていった

川での釣りが主だったため、離岸流ばかり狙っており、ルアーの流し方も川釣りの瀬を狙う感覚で通していた

釣れる場所は、離岸流でなく、離岸流の周辺

離岸流ばかり狙っていたが、結局は、離岸流が発生するような状況が良いが、ヒラメの定着する位置は離岸流の影響がある少し離れた場所、という事に気づいた

サーフに着いた時に、離岸流が発生しているかどうかを見る、という動作は昔から変わらないが、その離岸流の向きと強さ、入る波との兼ね合いで大きくヒラメの着く位置は違ってくる

離岸流にヒラメが居ない、という事ではないが、固執すると離岸流から離れた位置のポイントが見えなくなる、という失敗にならないように注意しよう



 

3 ヒラメは濁ると釣れなくなる

これも10年以上前は常識中の常識だった事で「ヒラメは水が濁ると釣れなくなる」というもの

これは、全く関係ない、と言い切ってもいい

実際、サーフによっては、濁りが出やすいサーフと出にくいサーフがあり、潮位によっては必ず濁りが出る時間帯があるサーフも多数ある

その濁りが出た状態で、ヒラメは普通に釣れる

自然に定期的に発生する濁りは、濁っていたとしても、その場所では普通の日常の事であり、何ら気にすることは無い

ただし、自然現象や工事などで突発的に発生した濁りには注意が必要だ

川の氾濫などで濁りが入った場合、濁り自体よりも、淡水化が問題になり、急激な塩分濃度の変化はあまり良くない

長期的な見方で言えば、ヒラメは淡水にも対応できる(汽水域よりもかなり上流までベイトを追って川を上る)が、急激な変化があると、ベイトも居なくなり、一時的にサーフは釣れなくなる

何度も通っていれば分かる事だが、濁りの出やすいサーフはそういうサーフであり、何ら気にすることは無い

茶濁りがダメで白濁りは大丈夫

これもよく見聞きした話だが、濁りの色は、その場所の砂質や泥の両に左右されるので、濁りの色も全く関係ない

これは人から聞いた話だが、四万十川が増水して泥濁りになると、川の端に鮎が溜まる性質がある

そこを引っ掛け針をサビキのように付いた仕掛けで引っ掛ける釣りがある(免許は必要なんで誰がやっても言い訳ではない)

その時に、相当な泥濁りだった川に大きなヒラメが鮎を追ってライズしていたそうだ

河口部ではあったが、もともと河口部に依存していたヒラメがベイトを追って起こした行動だと思う

ヒラメは周りの環境が良くないからと言って食べなくなるほど繊細な魚ではない

ヒラメに限らず、捕食者は、どういう状況だと簡単に獲物にありつけるか、それを優先すると考えている

人間がパッと見た表面上の状況など、海中に住んでいる魚にとっては気にもならないハズだ

濁りが定期的に発生するサーフなんかは、濁り自体が隠れ蓑になり、ベイトが日中入り込んでいる事も多い

実際に、濁りが強い日などは、日中にヒラスズキが釣れる時もあるくらいだ

同様に、ヒラメも濁りに入ったベイトを追う時も多く、その場所の濁りがどういう性質かを見極めれば、逆に釣果に繋がるという事は頭に入れておこう

4 河口や川の流れ込みは好ポイント

これは、このサイトでも紹介している好ポイントなので、矛盾点はある(笑)

海へ流れ込む河口域、特に小河川の流れ込みは、最初に狙うべきポイントではあるが、時期によっては外さないといけない場合もある

それは、真冬の厳寒期だ

高知西部は温暖な気候で、海流も黒潮の暖かい海流の影響を受けている

海水温も厳寒期でも13~15度くらいを保っている

しかし、川は別だ

いくら温暖な気候とは言え、冬は毎朝氷点下の気温になり、特に山間部は冷え込む

その冷え込んだ土地に流れる小河川は、その影響で水温は一気に下がり、そのまま海に流れ込む

1月から3月がこちらでいう厳寒期になるが、海の暖かい水に冷たい川の水が入ると、その周辺が釣れなくなる

逆に、その状況になれば、ちょっと離れた海水が温めてそうな浅い流れの緩い場所でヒラメが釣れる

常に河口や流れ込みを狙っていたが、やはり厳寒期には釣れない日が続き、それは産卵期だからだ、と勝手に思い込んでいた

ある日、全く狙っていなかったワンドのどんよりした流れの中で大きなヒラメがライズしていた

それが結構な頻度で見えた時があり、それが2月だった

その場所を丹念に探り、数年釣れなかった厳寒期のヒラメが立て続けに釣れた

もちろん、今でも川の流れ込みは探るポイントではあるが、ウェーダーに伝わる川の水が異様に冷たい場合は、その川の影響が受けていそうな周辺は外すようにしている

これは、もともと温暖な海水域の、小河川の流れ込みに当てはまる事だと思う

というのも、四万十川のような大河川は、常に川の水が大規模に入り、厳寒期に冷たくなった川の水が入っても、そこは普段の海であり、海水も下がるなりに一定しているため、大河川の河口域は常に好ポイントになる

潮位によって、河口が閉じたり開いたりする小規模な河口の場合、川の水が一気に入り、水温差が激しくなってしまう

狙っているサーフが、温暖な海水域かどうかと、潮位によって河口が閉じたりするかどうか、これが見極めになる

サーフヒラメ初心者の時に失敗した4つのこと のまとめ

失敗は成功の元、というが、成功しない失敗は、ただ繰り返すだけの無駄だ

なぜ失敗しているか、原因を突き止め、たまには突拍子もないポイントを狙ってみるのもいいかもしれない

成功した場合は必ず裏付けを取り、成功した理由が釣果と一致すれば、それは自分自身が発見したメソッドになる

雑誌やブログ、動画などで紹介されている「釣れるポイント」は、あくまでも、「その人が釣っているその場所(土地)」でのポイントであり、時期や海水温、影響を受ける海流などで大きく違ってくる

あまりに典型的なポイントに固執すると、釣れるはずなのに釣れない=ヒラメがいない という最悪な計算で動くようになる

そうならないため、釣れない事の原因や、釣れた事の原因を、自分なりに理解しながら、たまには教科書から外れた行動を起こすようにしよう