sasuke120裂波
メーカー アムズデザイン
タイプ フローティング
サイズ 12cm
重さ 18g
最長飛距離 60m
レンジ 80cm
発売より10年以上経つロングセラーの大人気ルアー
管理人が最初に釣ったルアーがこのsasuke120裂波であり、当時も今も第一線のロングセラー人気ルアーの一つ
10年前は、非常に飛ぶ、というルアーであったが、パワータックルに偏りつつある現在のサーフヒラメタックルでは、あまり飛距離が出る部類ではなくなった
しかし、強くて派手なウォブンロールアクションは、ヒラメというよりも、使っているアングラーがわくわくするような泳ぎで、使っていても何か釣れる、という気にさせてくれるルアーだ
今現在も、必ずシロギスカラーとゴールド系のカラーはルアーボックスに入っている
sasuke120裂波の歴史
元々はシーバス用のルアーであり、汽水域ではシンキング、海水ではフローティングになる
サーフヒラメブーム前は、ヒラメタックルも完全なシーバスロッドからの流用で、発売当時は柔らかいロッドが多く、ほとんどのロッドが1オンス(28g)が最大錘負荷だった
そのため、18g程度のミノーでも、しっかりとロッドが曲がり、矢のように飛ばせていた
10年以上前は、裂波以外には、DUOのタイドミノーシリーズが使われていたが、タイドミノーは更に軽く、裂波の軽い重心移動は、誰でも簡単に安定した飛距離が出せたため、あっという間に人気商品となった
当時は、ヒラメは底から切って狙う、という定石があり、1.5m程度の水深でも、普通に裂波を通していた
今はあまり通用しないメソッドではあるが、サーフで飛距離が欲しいが、裂波以上に潜るルアーがあまり無かった
しかし、裂波程度の潜行レンジでヒラメが釣れたため、底から切れ、ではなく、底から切れた状態で釣るのが普通だったのが、定石になったのだと思う
*すぐにSHIMANOからオシアミノーヒラメSPが発売され、更にレンジは下がっていく
当時から、派生カラーの多いルアー
発売からすぐに、カラーが沢山出た
今でもimaほど派生カラーを出すメーカーは無いと思う
ルアーを売る事に徹した、釣り人に釣らせるための常套手段ではあるが、私はまんまとそれに乗った(笑)
塗装を強くするコストよりも、色を変えるところにコストをかけていた節があり、昔からimaの塗装剥がれは有名であった
あまりの弱さに、imaのテスターの誰かが書いていた
「ラメや塗装が剥げる事で鱗が落ちるという集魚効果を生み出す」
という、すさまじい売り文句に驚いた事を覚えている

imaのルアーは1投目にカラー剥げが起きても驚きはしない(笑)
微妙なフローティングで波風にはめっぽう弱い
裂波 波を裂く というネーミングから来てるのか甚だ疑問だ(笑)
波が上下に動く海面変化に弱く、波が入った遠浅サーフでは使い物にならない
レンジが浮きやすく、荒れている時には出番がなく、軽い部類のため向かい風では全く飛ばない
ベタ凪のような静かな時や、波頭が砕けない程度の波の場合、フラッシング効果を期待したい時などに使っている
あまりサーフヒラメでは出番がないが、派手なウォブンロールから発するフラッシングは、釣る側に何か期待をさせてくれる気がする(笑)
sasuke120裂波の買い時の金額
ぼったくりとも思えるくらいの値段で売られる時がある裂波に注意
未だに何十種類のカラーリングがある裂波(ima全般とも言える)
サイトを見れば分かるが、新製品情報に「カラーのリニューアル」を載せるくらい、カラーに拘っている
限定カラー、という名のカラーリングで、少し高めのお値段で発売される事が多く、なんと、2,000円超えで店頭に並ぶことがある

シンキングバージョンの裂風もあるが、1g重たいだけで金額がバカ高い
裂波を持ってない方でサーフ用として買うにも、ちと高すぎる
適正価格は、ズバリ1,600~1,700円台
ノーマルなカラーは、時々この値段で発売される事があり、セール中には更に安くなる事もある
特に古い定番カラーが廃盤になると、たたき売りされる傾向がある
恐らく、古いカラーに骨董品価値を出すよりも、新しいカラーを並べた方が早いからだろう
私の持っているシロギスカラーや赤金カラーは、新品だったが1,400円台で買ったもので、不定期にあるセールで1,600円台になっていたら買い
私のような、カラーリングに拘らないアングラーは、裂波を2,000円も出して買うことはしない
楽天市場で1,800円以下で買える【sasuke120裂波】の一覧を表示
まとめ
初心者にも絶対におススメするルアーの一つだ
ただし、高値で買わない事だ
どんなに限定カラーであっても、1回の釣行でベロベロ剥げる事も想定しないといけないルアー
店頭やネットで安く出ているものを買う事をおススメする
初めまして。いつも楽しく拝見させていただいております。現在湘南にてサーフヒラメを始めた者で、ここのHPをほぼ参考にさせて釣行しております。ロッドもパワーマスターにし、Gクラにも触手を伸ばそうと目論んでおります。
初めは初心者でしたのでわかりやすく、底もとりやすいジグ(しかも管理人様の嫌いな2フック)から初めて、次第に時代に逆行するかのように段々と軽いルアーに目覚め始め、最近はビーチウォーカー120MDの予感を感じさせる動きに惚れて1軍ルアーとして活躍しておりますが、王道と言われているsasuke120裂波等も使ってみたくなり、過去ログでは有りましたがコメントさせていただきました。
以前、管理人様がルアーボックスにはこんなルアーを入れるべきの時『遠浅サーフではフローティングの出番は少ない』とおっしゃられていたと思うのですが、susuke120裂波がフローティングでとsasuke120s裂風がシンキングとなると思うのですが、この二つのルアーに関して言えば、ほぼ変わりなしという感じで良いのでしょうか?
未だにミノーの使い方や原理がよくわかっておらず、シンキングやフローティングの有効的な使い方が解らずいます。
あまりに初歩的な質問で申し訳有りません。お暇なときにご教授いただければ幸いです。
コメントありがとうございますm(__)m
裂波と裂風の関係ですが、私の基本的な考え方は「同じタイプ(種類)のルアーでフローティングとシンキングがあれば、わざわざフローティングを選ばない」というものになります。
なので、どちらかを選ぶなら、シンキングタイプの裂風・・・と言いたい所なんですが、このルアーに関してはちょっと違うんですよ
裂波と裂風の重さの違いは1gですが、裂波は安い時は1,600円台、裂風は2,000円前後が相場です。この1gの差で3~400円投資する意味があるかな?というのが正直なところです(笑)
実際に使った事ありますが、動きの違いはほとんどなく、もちろん、ヒラメの食いに影響なんかありません。
どうしてもシンキングにしたいなら、裏に両面テープがある板オモリ(エギなんかのチューニングに使うもの)をちょっと切り、裂波の前のフックと真ん中のフックの間に貼り付けたらいいだけの事です(笑)
裂波は2gくらい重くしてもヒラメに影響するほどの動きの違いは無いと思います。
この裂波に板オモリでシンキングにするチューニングは、あまりサーフで使うルアーがなかった10年以上前、実際に私がやってたものです。飛距離もアップしてレンジキープ力もアップ、釣果はノーマル以上でした。
今はわざわざそんな事しなくても、それこそビーチウォーカー120MDなどのMD系シンキングミノーで探れますので、ベタ凪用として裂波を1個入れてます。
そんな考えなので、わざわざ裂風を選ばなくてもいいのではないか、というのが私の考えです(^^;
裂風が裂波と同じくらいの値段になれば、裂風もありかな?くらいなもんですね(笑)
ちなみに、シンキングミノーであれば、タイドミノー145SLD-Sはおススメです。レンジも裂風と同様ですし、飛距離も裂風よりでますし、お値段は1,500円切ってますしね。
ここ最近はサーチルアーとしてかなり登場は多いです。
早速のお返事ありがとうございます!
お返事を拝見しただけでもなんだか沢山のヒントをいただけました。もう一つのフランクなサイトの方もそうですが、文章も面白く、解りやすいのでホントハンパ無いっす(笑)
経験が少なく、メーカーのスペックや、売り文句、シンキングやフローティングという言葉だけに振り回されてしまうので非常に助かります。
釣具店に行っても今やヒラメコーナーまで有るぐらいなので、ついあれもこれも手を出してしまいたくなるため、管理者様のお勧めされたものをまずはじっくりと使いこなしてみようと思います!
また何か有ればよろしくお願いいたします!