ルアーのカラーは無限に増えている
ほんの少しのカラーリングの変化で完全に違う名前のカラーネームを付けるメーカーが多い
全く違うルアーのようで、限定カラー、なんて書いてあると思わずレジに持って行ってしまう方も多いだろう
私自身も、そういう衝動買いで似たカラーばかりが溢れてしまっていた事もあるが、今はシンプルな考え方でヒラメルアーのカラーは判断できるようになった
使わないルアーが出来るのが、週1釣行のサンデーアングラーにはすごくもったいない無駄な事
なるべくシンプルにカラーについて考えられるように解説してみようと思う
サーフヒラメで必要なカラーは2つ
ゴールドとナチュラルなベイトカラーを揃えよう
ここで2色のカラーについては詳しく書いてあるので参照にして欲しい
ヒラメに効くと謳っているカラーには「ゴールド」「ピンク」「レッド」などが有名であるが、どれも釣れる
カラーに偏って食いつく、という偏食性は全くないと考えよう
ルアーのカラーは「目立たせる」か「目立たせない」かで考える

ルアーカラーの原点はこの2つの要素
どのルアーフィッシングにも共通してる要素であり、これをしっかり考えてカラーリングを見ていないと、それこそ名前だけでカラーを買ってしまう事になる
カラー選択の原点は
1 目立たせる(アピールする)
2 目立たせない(自然に溶け込ます)
この2つの要素で考えればいい
目立たせるカラーに「ゴールド」を選択する
私の場合「ヒラメ=ゴールド」という昔ながらの要素を信じている
目立たせるアピールカラーには、蛍光色のチャートカラーや、派手なピンクの強いカラーなどがあるが、遠浅サーフで目視で目立つカラーはゴールドだと感じている
ゴールドは自然の中のカラーの中で目立つカラーだと考えている
ピンクやチャートは自然界にはあまり見ないカラーであり、確かにアピール力はあるが不自然過ぎると感じる
ゴールドは、ベイトの中でも黄色っぽい色をしたものや、マズメ時の赤い太陽光に反射するベイトも金色っぽいと感じる
自然でありながらも、ナチュラルカラーにない自然なアピールカラーがゴールドだと思う
そういう「思い込み」から、私が使う「目立たせたい」カラーはゴールドとなっている
もちろん、ピンクも釣れる、釣れそうだと思ったら、無理にゴールドにせずにピンク系を選べばいい
実は、チャートカラーも釣れるカラーだと認識している
実際に、昼間でもマズメでも夜間でも、サーフでの実績は意外と高いカラーリングなのだ
しかし、流行りなのかどうか分からないが、サーフヒラメ用としてはチャートはあまり見かけなくなった
私個人的な「目立たせる」カラーを選ぶとしたら以下の通りになる
1 ゴールド
2 チャート
3 ピンク(赤)
目立たせないカラーは自然に溶け込むナチュラルカラー
ナチュラルカラーは単純にベイトカラーだと考えよう
主なベイトカラーはイワシやシロギスで、見たままが小魚のカラーだ
ご当地カラーも多いが、パッと見が小魚(ベイト)で好きなカラーをチョイスすればよい
個人的には、底からあまりレンジを外さない釣りをするため、シロギスカラーを選んでいる
腹部に派手なカラーリングがあるレッドベリーやオレンジベリーはナチュラル系としては考えていない
個人的には、腹部(ベリー)と背中(バック)のカラーは自然なカラーの方がより自然で溶け込むと思う
ルアーのカラーローテーションは今どう見せたいかの2択で選ぶ
海の状況や光の量で見せるか見せないかを選択する
ルアーのカラー選択は、とても単純に考えている
光の量と、海の状況で、今ルアーを「目立たせたい」のか「目立たせたくない」のかの2択で考える
ルアーを目立たせたい状況
光の量が少ない、マズメ時や曇りの日
波が入っている、荒れ気味の状況
こういう状況だと、ゴールドカラーの出番が多い
目立たないカラーを使った後
ナチュラル系のカラーを使い、それでも出そうな予感がした時は、必ずアピールカラーを使う
出そうで出ない時は、どんどんカラーを入れ替え、とにかく数撃てば当たる論で攻めよう
ルアーを目立たなくしたい状況
海の水がクリアーな状況やベタ凪
日中で光量が多い時(晴れの日)
他人が叩いた場所、人の出入りが多い場所
ヒラメの警戒心が高そうな時は、カラーによるアピールを抑える方向にする
目立つカラーを使った後
何か思いがあってアピール系のカラーを使った後も、必ず目立たないカラーを使うようにしている
海を騒がした後なので、大人しめのカラーに反応する、という期待もあるが、とにかく数撃てば論で、ルアーを多くキャストするためのカラーローテーションだ
ルアーを多くキャストする理由づけのカラーローテーション
特にサーフヒラメ初心者に持って欲しくない理屈は「このカラーが釣れる」という先入観と思い込みだ
このカラー、という特定のカラーが強すぎると、そのカラーを通した後のテンションと集中力の下がりが強くなってしまう
ヒラメの場合、日中だからナチュラルカラーに反応が強い、という差はあまり出ない
実際に、日中、クリアーベタ凪などでチャート系のアピールカラーで釣ったこともあるし、太陽が沈んだ夕マズメに完全に周りに同化してしまいそうなベイトカラーで釣った事も多々ある
釣れるカラーを探すのではなく、カラーでアピールしたりしなかったりを繰り返し、その日、その場所のヒラメを反応させるまで投げるという事に重きを置いてほしい
まとめ
釣れば釣るほど、ヒラメはルアーやカラーを選り好みしない魚だと分かってくるはずだ
釣れるカラーやルアーを探していては、どれくらいルアーを買わなければならないか想像を絶する
今の状況で「目立たせる」「目立たせない」の繰り返しを考える事で、ルアーのキャスト数が多くなり、それに比例してヒラメのヒット率も上がる
単純な理屈だが、意外と数時間も続ける事が難しい部分でもあると思う
アピール系とナチュラル系の2つのカラーで、自分好みのカラーリングが見つかれば、更にカラーローテーションも楽しくなると思う
まずは、アピールカラーとナチュラルカラーの2つを揃えてみて、「目立たせる」「目立たせない」の単純なカラーローテーションを繰り返してみよう